Prepar3DV4/FSX of Flight Animation

『P3D/FSXに夢中な親父のブログ』 P3D/FSX用リペイントもやってるよ。

いつも当ブログをご覧いただいてありがとうございます。 20180903115438

Orbx North Americaシリーズ購入

昨今、FSXへ導入するアドオン投資は気になるところで。が、しかし

発売されたばかりのFSWもJUNさんのブログを拝見して、現状としては期待がもてないような気がしています。

そこで、欲しかったアドオンがセールされているとやっぱり欲しいです。ということで。

Orbx FTXが、5月末まで47%セール中ですので、導入したいものはいっぱいあるのですが、NA Northern California と NA Southern California を購入してみました。

1つが29.12AUDですから、2つで約4,900円くらいです。

データ量も2つ合わせて、10GBほどあります。

 

簡単にいいますと主にリアルな地表テクスチャアドオンFTX Regional Scenery Packsといったところですが、FTXの製品は最初のころは単純でしたが、最近は少し複雑になってきており、購入の際は、このガイド12~27ページが参考になると思います。

また、購入を検討する際は、いつも24ページのFTX Global Summary(要約)を見るようにしておくといいと思います。

 

 【NA Northern California】(HP引用)

主要な都市部には、サクラメント、サンフランシスコ、サンノゼストックトンフレズノなどの風景が広がり、景色の美しい海岸線、樫の覆われた丘陵地帯、広大な農地、高い山々、火山の山と溶岩の流れ、湖。正確なVFR飛行のために主要な道路、鉄道、河川、湖、電力線、風力発電所風力発電所、垂直障害物がすべて含まれています。

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【NA Southern California】(HP引用)

主要な都市部には、ロサンゼルス、サンディエゴ、ラスベガス。 シエラネバダ山脈と横断と半島の山々、 南部のインテリアバレー(Interior Valley)とサルトン海(Salton Sea)の広大な農業地域。 砂丘、カラフルな岩石、モハベとコロラド砂漠の軍事的な範囲など、すべてが再現されています。 VFR飛行のために、カスタムランドクラス、道路および鉄道網、電力線、風力および太陽光発電所、観測所および主要な垂直障害物が含まれています。

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収録領域

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いいですね~小型機で飛ぶにはOOMの心配はほとんどなく最高のVFR飛行ができると思います。

ただし、PMDG777等の重たい機種で飛ぶにはOOMに注意が必要です。

私の場合は、NA Southern Californiaにおいては、FSDT ロサンゼルス国際空港US CITIES X - LOS ANGELES 、NA Northern Californiaにおいては、AIROSOFTサンフランシスコ国際空港US CITIES X - SAN FRANCISCOFSDTラスベガス国際空港US CITIES X - LAS VEGAS 、これにREX気象エンジン、UT2、GSX等のアドオンテンコ盛り状態では、やはりOOMは避けられません。

ProcessExplorerやProjectFLY Pilot Toolsを使って、VASの推移を睨めっこしながら、アドオンの設定調整やシナリーロードを調整するFS2004/FSX Scenery Config Editorなどのツールを使ってフライトする必要があります。

 

それから、FSDTのラスベガス国際空港を導入している場合で、NA Southern Californiaを導入した際には問題が発生します。

FSDTのラスベガス国際空港が、下のスクリーンショットのように地形に段差問題が生じるのです。

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これでは飛べませんね。NA Southern Californiaを導入するまでは、なんの問題もありませんでした。

シナリー順位をいろいろ替えたり、上記ラスベガスに関係するアドオンやNA Southern Californiaを再インストールすれば解決するだろうと安易に考えいろいろ試してみましたが、これがなかなか解決しません。これは厄介だな。

そこで、OrbxとFSDTの両方のフォーラムを調べてみる。

ありますね、OrbxのHome→Orbx Support Forumsの方に、出ています同じ症状のコメントが‥

対処方法については、「SCA compatibility with FSDreamTeam KLAS」で検索すると対処方法のページがありますので、右上に表示されているID1ID33のコメントにある対処方法で解決します。お見事!

 この事象は、P3DV4でも発生しますので、同じやり方でとりあえず解消します。

修正後は以下の通り。

Airosoft US CITIES X_LAS VEGASについては、シナリー順位を変えてみたりしましが、どうも他のシナリーとのバランス(見栄え)がよくないため、高層ビルは少なくなりますが、最終的に外すことにしました。

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もし、導入され同じお悩みの方は参考にしてみてください。

参考までに、以下の動画はサンフランシスコ国際空港のPMDG777-300で、VAS使用量85%(3.4GB)~95%(3.9GB)の状態で、強制終了ギリギリです。

Ultimate Traffic 2 やりたいことシリーズ:11

久々に、 Ultimate Traffic 2 やりたいことシリーズ:11 です。

題して、「外部からフライトプランデータを取り込みたい。その②FAD_FlightPlans:フライトプランデータの導入と新たに空港データを登録したい。」です。

 

今回は、UT2に外部からフライトプランデータ(FAD_FlightPlans)の導入とその過程において、登録されていない空港があった場合に、新たに空港を登録する方法を紹介したいと思います。

 

新規空港の登録については、3月にリリースされたWIC:Mt.Fuji.Shizuoka RJNS(富士山静岡空港)を例にとって、UT2に登録する方法を紹介してみたいと思います。

 

WCI;Mt.Fuji.Shizuoka RJNSを導入し、UT2を導入している方は、「あれ、前回シリーズ:7でUT2に導入したのにFDAのAI機が全然いないな!」と思われるのではないかと思います。

これは、FSXの4レター空港コードは「RJNS」、UT2のコードは「FSZ2」となっているため、これでは、空港コードが異なるため、UT2のAI機は出現しません。

下図のように、UT2を起動し、Flight OptionsでUT2Weekly_officialを選択し、Fuji Dream Airlinesを選択し、Select Departure Airportで確認してみると分かります。

さらに、名古屋空港を見ると「RJNN」になっており、これは2005年以前の空港コードになっています。

名古屋空港の新しい空港コードは「RJNA」に変更されており、FSXでも「RJNA」になっています。UT2の空港コードは古く、ここでも異なっていることが分かります。そのため、名古屋空港にもUT2のAI機は出現しません。

今回は、この名古屋空港の問題も同時に解消を図りたいと思います。

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手順は以下の通りです。

1.UT2にFDA機を導入する。

UT2シリーズ:7で説明している「FDA機を導入したい。」を参照して、先にFDA機の導入を完了しておいてください。

 

2.利用するフライトプランをダウンロードする。

本来であれば、UT2 Power Packを使って、静岡及び名古屋空港の収録されているUT2Weekly_offcialのデータを修正できれば一挙に解決するのですが、このデータは2.33GBとデータ量が膨大であることから、ほぼ修正することは無理なようです。

従いまして、外部からフライトプランデータを頂いてきます。

頂くデータは、UTTから少し古いですが、Fuji Dream Airlines Summer 2014 をダウンロードします。

 

圧縮フォルダーを解凍すると下図のデータ構成になっています。

利用するのは、FlightPlans_utt_Fuji_Dream_Airlines_Su14.txtファイル1個のみです。

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このテキストデータ開いて確認してみましょう。

すると、静岡空港はRJNS、名古屋空港はRJNAとなっており、FSXの空港コードと整合していることが確認できます。

これをUT2に取り込むことで、FSXとUT2の空港コードを整合させることが出来る訳です。

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3.フライトプランのインポート(取り込み)

それでは、UT2 Power Packを起動し、Create Add-on Schedule from TToolsタブをクリックします。

Flightplan File to Importの右側の黄色いフォルダーマークをクリックします。

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先ほどダウンロードしたフォルダーを選択すると下図の通り、 FlightPlans_utt_Fuji_Dream_Airlines_Su14.txt が表示されるので、これを選択します。

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4.フライトプランデータにAI機の関連付けと新しい空港を登録する。

ここでは、取り込んだフライトプランデータと機種の関連づけ及び新たに静岡空港の登録を行います。

フライトプランtxtファイルを取り込むと、下図のようにエラー表示の警告が出ると思います。「一部のデータにエラーがあるよ」との警告です。

そのまま続けて、OKをクリックします。

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すると、下図のようになりますので、まず、Aircraft Type Settingsのプルダウンメニューを見ると、7機種について設定がされていないため、レッドフラッグ表示されています。まずここをグリーンフラッグになるように設定します。

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設定は下図のように、プルダウンメニューを見ると7機種のフライトプランがあることが分かります。

この7機種のすべてに、中央のプルダウンメニューから下図のように機種E175と航空会社FDAを設定し、グリーンフラッグになるように設定します。

なお、プルダウンメニューにはE170もありますが、UT2のAI機でE170を導入している場合は、E170を割り当ててもいいと思いますが、ここでは、最初にFuji Dream AirlinesにはE175を割り当てていますので、7機種すべてにE175を割り当てることにします。

7機種全部の設定が完了するとAircraft Typeはグリーンフラッグになり完了です。

次に、エアポートに問題があるというイエローフラッグの表示がありますので、これをグリーフラッグになるように設定します。

この警告は、「RJNS(静岡空港)がUT2にありませんよ」という表示になります。

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下図の通り、Select mssing airport to create:のRJNS()の表示された右側のファイルマークをクリックするとDefine New Airportが表示されます。

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Define New Airportに下図の通り、静岡空港の情報を入力します。

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すると下図のようにグリーンフラッグの表示になれば完了です。

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次に上図の一番右下にあるCreate Addon Scheduleのボックスをクリックします。

すると下図ように表示されますので、OKをクリックします。

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すると下図のように、E175が運行するフライトプランが路線ごとに地図上で確認することができます。

なお、ルートを変更したい場合は、Ultimate Traffic 2 やりたいことシリーズ:8

の5.ルート上のウェイポイント(通過点)を変更したい場合の変更方法を参考にしてください。

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上記2つの路線は、正しくフライトプランルートが表示されていることが確認できますが、下図の路線については、ルートがおかしいことが分かります。

新千歳空港RJCCから静岡空港RJNS間において、静岡空港が正しく登録されていないことが原因でこのようなルートになっています。

静岡空港の情報を正しく登録する必要があるということが分かります。

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 上図のCloseで閉じて、今度は下図のようにAirport Modificationタブをクリックして、右側中央にあるCreate New Airportをクリックします。

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すると下図の入力画面になるので、静岡空港の情報を図のように入力し、Saveします。

これで、静岡空港の情報がUT2に登録されます。

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modify Existing airport(既存の空港を変更する。)で検索した場合、下図のようになっていればOKです。

ここで、注意です。

検索は必ずプルダウンメニューが白色空白になっていない方で選択する必要があります。そうしないと、同じコードが追加され赤文字の競合警告が表示され重複登録の原因になります。

IATAコードで検索した場合

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ICAOコード検索した場合

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Airport Modificatuonタブをクリックすると、下図のように競合警告が表示されると思いますので、Remove by ICAOをチェックして、一つのRJNSコードを選択し、Save Modificationsをクリックし除去します。

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(最初からUT2に静岡空港が登録されていないことが分かっていれば、最初に新規空港登録を完了しておくことで、この競合警告は表示されないと思いますが、ここでは最初に外部のフライトプランデータを導入する過程で、新たに空港登録を行うという説明となっています。)

 

次に、Create Add-on Schedule from TToolsタブを選択し、Create Addon Scheduleのボックスをクリックすると、下図のようにRJCC to RJNSを選択すると、新千歳空港から静岡空港までのルートが正しく設定されたことが確認できます。

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次に、下図のようにImport Downloaded Scheduleタブをクリックします。

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次に、右側にある黄色いフォルダーマークをクリックして、UT2Weekly_utt_fuji_dream_airlines_su14.dbiファイルを選択して、一番下のFinalize Importをクリックして、UT2にスケジュールがインポートされると、イエローフラッグからグリーンフラッグに変わり、これで完了です。

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(なお、時刻等の修正は、Create Add-on Schedule Manually タブから自由に変更できます。)

ここで、UT2 Power Packを終了します。

 

5.UT2を起動して確認

UT2を起動し、Flight Optionsから下図のように各項目を選択すると確認することができます。

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 6.FSXを起動して確認

FSXを起動して確認したい空港、時間を設定し、確認できれば拍手ですね。

静岡空港

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名古屋空港

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以上、Ultimate Traffic 2 やりたいことシリーズ:11「外部からフライトプランデータを取り込みたい。その②FAD_FlightPlans:フライトプランデータの導入と新たに空港データを登録したい。」でした。

 

ここまでのシリーズで、説明不足や分かりづらい点等、多だあるかと思いますが、UT2の扱いは大方理解できるのではないかなと思います。

ひとつひとつの設定は大変な作業ですが、UT2によりAI機を自分の範疇でコントロールできるということは、FSXのAI機の出現、さらにはFSXへの負担(FPS)などにも大きく役に立つのではないかなと思います。

今回をもちまして、このUltimate Traffic 2 やりたいことシリーズは、一旦終了します。

今後、修正や追加等あれば、そのときはまた紹介したいと思います。

なお、シリーズの全体は、こちらかどうぞ